「世界一幸せな動物」と呼ばれる クオッカ。世界中の観光客のセルフィーに登場していますよね。なんであんなにカメラ目線ばっちりなんでしょう!しかも、満面の笑顔。かわいすぎます。
クオッカに会えるのは、ロットネスト島。島へは、西オーストラリア州の州都、パースからフェリーが出ています。
パースへのフライトと、ロットネス島へのフェリー、そしてロットネスト島についてご紹介します。
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パースへは経由便で

2019年4月現在、日本からパースへの直行便は就航していません。シドニー、ブリスベン、メルボルンといったオーストラリア国内の都市で乗り継ぐか、香港、シンガポール、バンコクなどのアジアの都市経由でアクセスできます。(2019年9月からANAの直行便が就航します。)
最も短い時間で乗り継げるのは、シンガポール航空で行く、シンガポール経由です(2017年8月現在)。パースへの到着も早朝なので、時間を有効に使えます。
パース到着日にそのまま、ロットネスト島行きのフェリーに乗ることもできますし、パースのホテルで一泊し、翌日、ロットネスト島へ向かうこともできます。
パースの観光とホテルは、こちら( ↓ )
ロットネス島へのフェリー

Rottnest Express社のフェリーがパースの Barrack Street Jetty から出ています。
チケットは、Rottnest Express社のサイトで、日本から購入できます。また、現地のフェリー乗り場の窓口でも買えます。
(Rottnest Express社のサイトが分かりにくいと感じる方は、Veltra へどうぞ。こちらからも、フェリーの手配ができます。)
フェリー乗り場の周辺は、パースのシンボルのベルタワーやレストランがあり、観光客なら、一度は訪れる場所です。
フェリー乗り場へは、市内の主要ホテルをめぐるシャトルバスでの送迎サービスもあるので、時刻表をチェックしておくとよいでしょう。
フェリー乗り場は市内の中心部からすぐの場所にあります。滞在しているホテルが、送迎サービスのルートに入っていなくとも、徒歩、あるいは、タクシーなどで向かうことができます。
フェリーには、スーツケースなどの荷物も持ち込めます。持ち込む場合は、チケット売り場の窓口で、タグをもらい、氏名や宿泊するホテル名などを記載します。
タグを荷物につけて、乗船時にあずければ、フェリー会社が荷物をホテルに運んでくれるので、島に着いた瞬間から、手ぶらで観光を楽しめます。

フェリーの船内には、景色がよく見える席や、大人数でわいわいできそうなラウンジがあります。デッキにある席は人気があり、早々に満席になるので、デッキの席を確保したい方は、早目に乗船したほうがよいでしょう。
フェリー内には、飲み物や軽食を買える売店もあります。
パースからはフリーマントルを経由し、所要約2時間で、ロットネスト島に到着します。フリーマントルまでは、パースの観光名所であるスワン川のクルーズが楽しめます。
近くに座っていた日本人カップルが「箱根の芦ノ湖の遊覧船なみにゆっくりね」と言っていたのが聞こえてきました。確かに、とってものんびりなスピードでした。
ロットネスト島へは、小型飛行機でも行けます
ロットネスト島へは、小型飛行機も飛んでいます。
フェリーの所要時間は約2時間ですが、小型機では12分で到着します。
ロットネス島観光のポータルサイトに、小型飛行機会社のリストが掲載されています。
その中の1つの会社の、往復のチャーター料金は1台 $490で、3人まで乗れるとのこと。重量は、荷物を含めて300kgまでオーケーです。
ちなみに、フェリー料金は、1人往復 $103(2018年8月現在)です。
ロットネスト島について

ロットネスト島は、島全体が国立公園です。島へ渡るフェリー料金には、入島料が含まれています。
自然環境保護のため、一般の車両の乗り入れは禁止されています。一周すると約45kmの島は、観光バスと自転車でまわることができます。
島のまわり方
フェリーを下りて、まっすぐ1分ほど歩いたところに、インフォーメーションセンターがあります。そこで地図をもらえます。
島をまわる方法は、徒歩、自転車、バスです。
自転車を借りる場所は、インフォメーションセンターで教えてくれます。自転車を利用する際は、日差しと水分補給に十分留意しましょう。飲み物が購入できるようなショップは、限られたエリアにのみあります。一度島の中心部を離れると、自然が広がっています。ショップもありませんし、日差しをさえぎるのは、木々だけになります。
バスは、予約制の観光バスと、島を時計まわりに循環するシャトルバスがあります。
循環シャトルバスのチケットは、一日乗り放題です。気に入った景色があったら、そこで降りて楽しめます。バスの進行方向、左側の席に座ると、海側の景色が見えます。
島での食事とショッピング

フェリー乗り場から徒歩で5分ほどの場所が、島の中心地です。カフェやスーパー、お土産屋さんがあります。
島の北側にもカフェなどがありますが、交通の便利さから、ほとんどの人が利用するのは、フェリー乗り場から近い、このエリアになります。
スーパーマーケットは、小さいながらも、一通りのものが揃っています。貸別荘のような形式の宿泊施設がたくさんあるため、人々の日常生活に必要な食材や生活雑貨を買えるようになっています。
シュノーケリング用品もありますし、クオッカのぬいぐるみや絵はがきといった、お土産物も買えます。
ロットネスト島を訪れるベストシーズン
ロットネスト島は、一年を通して、パースをはじめとする周辺エリアからの日帰り旅行や、キッチン付きの宿泊施設に長期滞在する家族でにぎわっています。
オーストラリアのスクールホリデーや祝日の前後は、ホテルの予約が取れないこともあります。
また、島では、季節に応じたイベントや、大規模なパーティ、トライアスロンも催されています。
ロットネスト島のホームページには、イベントカレンダーが掲載されています。イベントに参加したい人も、イベントを避けて、静かに滞在したい人も、こちらのカレンダーで予定を確認できます。
また、ロットネスト島の年間のお天気はこちらで確認できます。
クオッカはどこに?

ロットネスト島を有名にしたクオッカは、あちこちにいます!
クオッカは、至るところにいます。フェリー乗り場から歩いてすぐのカフェやショップがあるエリアにもいますし、中心部から離れた、自然の中にもいます。
島をまわっている内に、島の中心部のカフェや、ホテルの周辺にいるクオッカの毛並みが悪いことに気がつくかもしれません。
島の中心部にいるクオッカたちは、人間から食べものをもらって、食べています。人間の食べものは、味が濃くておいしいのでしょうが、やはりクオッカの身体には合わないのでしょう。毛がボサボサになっているクオッカがいました。
どんなにかわいくて、人懐っこくても、クオッカは野生動物です。食べものをあげることは、法律で禁じられています。
対照的に、島内の比較的人間が少ないエリアにいるクオッカたちは、健康的な毛並みをしていました。
かわいいクオッカが見放題のロットネスト島。クオッカ好きにはたまらない場所です。
ロットネスト島は、島全体がA級の国立公園で、完全に観光地です。クオッカに興味がない人も、ビーチをのんびり楽しめることでしょう。
パースから日帰りで訪れることもできますが、ロットネスト島を堪能するなら、島に宿泊することをおすすめします。夜は、日帰り観光客が帰った後の静寂の中、美しい星空を眺められ、朝は、誰もいないビーチを独り占めできます。
クオッカが遊びにくる Karma Rottnest ホテル
ロットネスト島には、幾つかのホテルと、貸別荘があります。貸別荘も1泊から滞在できます。
ここでは、島の中心部にある Karma Rottnest というというホテルを紹介します。
予約の際に「眺めが一番いい部屋を」とリクエストしておいたところ、こんな景色のお部屋になりました。

湖を臨む、Garden Lake というタイプの部屋です。
1階(オーストラリア式では、地上階)にあり、テラスがついています。
夜、テラスで物音がしたので、のぞいてみると、クオッカが数匹、うろうろしていました。クオッカは夜行性で、暗くなると活動が活発になります。
夜が深まるにつれ、テラスやその周辺に大勢のクオッカが集まってきました。昼間ののんびりした動きとは対照的に、ブチブチと音を立てながら、草をちぎって食べたり、ドシドシという音とともに、飛び回ったりしていました。
この部屋の前にクオッカが集まるのは一年中なのか、時期によるのかは分かりませんが、私たちの滞在中は、毎晩、集まっていました。クオッカが目当てでロットネスト島を訪れるなら、こちらのホテル、おすすめです。
こちらのホテルは、部屋の種類が色々あり、外部の人も通る歩道に面している部屋や、日当たりがあまりよくない部屋もあるようです。
クオッカが遊びに来た部屋は、Garden Lake というタイプのものです。
ロットネス島への旅行 情報サイト
ロットネス島について
ロットネス島のポータルサイト。旅行に必要な情報は、ここで一通り、手に入ります。島の歴史、アクティビティ、レストラン情報があり、ホテルの予約もできます。
対応しているのは、英語と中国語のみですが、写真も多く、地図も載っているので、眺めるだけでも楽しめるかもしれません。
ロットネス島の年間のお天気を確認するなら
旅行の時期を決めるのに、お天気の確認は欠かせませんよね。各月の気温や降雨量が載っています。
ロットネス島へのフェリーの予約
オンラインでフェリーの予約ができます。
ロットネスト島でのオプショナルツアー
ロットネスト島内でのツアーや、パース・フリーマントルからのフェリーの手配もしてくれます。
ロットネスト島の様子が分かる動画
ロットネスト島の様子が分かる動画があったので、ご紹介します。
オーストラリアのテレビ番組 Better Homes and Gardens の、ドクター ハリーという獣医さんが、ロットネスト島を訪れたときのものです。
The Quokkas Of Rottnest Island | Pets And Animals | Great Home Ideas
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