Farther と further は、英語中級者以上でも、使い分けがあやふやになりやすい単語です。
「ねえ、farther と further って、どう違うんだっけ?」と、友人からの質問。質問した友人は、英語中級者どころか、英語圏出身。
ネイティブでもあいまいになる、farther と further について、整理します。
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Farther と further に共通すること
まずは、farther と further の共通点です。
- どちらも、far の比較級
- 形容詞でもあり、副詞でもある
Farther と further の違い
Farther と further の違いは、3つあります。
2. Further は、比喩的な距離について使う
また
3. Further は、動詞でもある
この3つの違いについて、見てみましょう。
1. Farther が修飾する物理的な距離とは
メートルやマイルではかれる、目に見える距離について、使います。
ケーキ屋は駅から遠かったが、パン屋はさらに遠かった。 横浜まで、あとどれくらい? 物理的には、はかることができない量などについて、使われます。 それについて、もっと話し合おう。 他にご質問がありましたら、どうぞお知らせください。 動詞としては、「進める、促進する、助長する」という、意味をもちます。 キャリアを促進させるために、新しい仕事に就いた。 オーストラリアと日本の友好関係が深まることを望んでいます。 Farther と further の違いは、物理的な遠さであるか、抽象的・感覚的な遠さであるか、です。 2. Further は、比喩的な距離について使う また 3. Further は、動詞でもある わたしの友人のように、英語ネイティブでも、この違いがあやふやな人はいます。また、昔は、どちらも同じように使われていた、という説もあります。 そのため、further を使うべき文で 、farther を用いる人に出会ったり、その逆の使い方をした文章を目にしたりもします。2. Further が修飾する抽象的な距離とは
3. 動詞でもある further
まとめ
彼らは、それ以上進めなかった。道がふさがれていた。