「果物を食べる」の「果物」は fruit?それとも複数形の fruits?

fruit




「私は毎日果物を食べる」と言いたいときの「果物」は、fruit でしょうか、それとも、s がつく fruits でしょうか。

 

 

食べ物の種類として果物を指すときは fruit

「毎日果物を食べる」と言いたいときの「果物」は、s がつかない fruit です。

野菜やお肉のような、他の食べ物と区別して、果物全体を意味するときは、fruit を使います。

Mark usually has cake after lunch but ate fruit today. 

マークは昼食後、いつもはケーキを食べるけれど、今日は果物を食べた。

食べ物の種類として、果物のことを話しているので、fruit を使います。

 

I need to eat more fruit. 

もっと果物を食べないと。

野菜でもなく、パンでもなく、食べものの種類としての「果物を食べないと」と言いたいので、fruit を使います。

 

 

異なる種類の果物を意味したいときは fruits

You can find a variety of fruits on the buffet table, such as grapes, apples, peaches and others. 

ビュッフェでは、ぶどう、りんご、桃など様々な果物が食べられます。

果物の種類について話すときは、s がつく fruits になります。

 

My favorite fruits are oranges and melons. 

私が好きな果物は、オレンジとメロンです。

こちらも、オレンジとメロンという、果物の種類について述べているので、s がつきます。

 

 

「果物をどうぞ」と言いたいときは?

では、りんご、梨、バナナといった異なる種類の果物を載せたお皿を示しながら、「果物をどうぞ」と言うときは、fruit でしょうか、fruits でしょうか。

正解は、 fruit です。食べ物の種類としての果物を意味しているので、fruit の方になります。

果物のお皿の隣に、アイスクリームが載っているお皿があって、「(アイスクリームではなく)果物をどうぞ」と言っていると想像すると、イメージがつかみやすいでしょう。

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