前回は、「頻度を表す副詞」の位置について、まとめました。
文章内のどこに副詞を入れるかは、比較的自由なのですが、基本のルールがあります。そして、そのルールは、副詞の種類によって異なります。
今回は、「様態を表す副詞」を取り上げます。
様態を表す副詞の基本の位置
様態を表す副詞は、動詞を修飾します。
動詞に目的語がない場合は、動詞の後に、副詞を置きます。目的語があるときは、目的語の後に置きます。
目的語がないとき|動詞の後
目的語がないときは、動詞の後に置きます。
Kay runs fast.
ケイは、走るのが速い。
Debbie spoke loudly.
デビーは、大声で話した。
目的語があるとき|目的語の後
目的語があるときは、目的語の後に置きます。
Bill drove the car carefully.
ビルは、気をつけて運転した。
Ken speaks English fluently.
ケンは、英語を流ちょうに話す。
Ellen opened the box slowly .
エレンは、ゆっくり箱を開けた。
基本以外の位置
動詞の前
副詞を動詞の前に置くこともあります。
基本の位置にある副詞と比べて、動詞の前の副詞は、「その意味が強調されている」と感じる人がいる一方で、「意味が弱まる」と、真逆に感じる人もいます。
Amy quietly shut the door.
エイミーは、静かにドアを閉めた。
George quickly finished his homework.
ジョージは、急いで宿題を終わらせた。
Well や fast のような、語尾が -ly 以外の様態を表す副詞は、動詞の前に置くことはできません。
まとめ
様態を表す副詞の位置について、まとめました。
基本の位置
- 目的語がないとき – 動詞の後
- 目的語があるとき – 目的語の後
基本以外の位置
動詞の前に置くこともある
*Well や fast のような、語尾が -ly 以外の様態を表す副詞は、動詞の前に置くことはできない
キャロルは、うまくやった。