副詞をどこに置くのが正しいのか、迷ったことはありませんか。
副詞の位置についての基本的なルールは、副詞の種類によって異なります。また、文章内で強調したい単語によって、副詞の位置を変えることもできます。
副詞の位置に関して重要なルールは、「動詞と目的語の間に、副詞を置くことはない」というものです。
(×) I eat sometimes ice cream.
この「動詞と目的語の間には置かない」というルール以外は、文章内の副詞の位置は、自由度が高い、と言えます。
副詞の種類によって、文章内の基本的な位置が異なります。何回かに分けて、副詞の種類別に、基本的な位置を整理していきます。
今回は、「頻度を表す副詞」についてです。
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頻度を表す副詞の基本の位置
副詞は、基本的には、修飾したい単語のできるだけ近くに置きます。
頻度を表す副詞は、ある動作をする頻度について述べているので、動詞のそばに置くことになります。
動詞の前(be 動詞を除く)
頻度を表す副詞は、動詞の前に置きます。*be 動詞は異なります。
ポールは、たまにピアノを弾く。
現在完了形は have の後
現在完了形の場合は、have の後に置きます。
そんな話、聞いたことがない。
否定文は don’t の後
否定文のときは、don’t の後に置きます。
いつもは、コーヒーは飲まない。
be 動詞は、動詞の後
be 動詞のときは、動詞の後に置きます。
日本の電車は、いつも時刻表通りだ。
始めるのに、遅すぎるということはない。
頻度を表す副詞を強調したいとき
頻度を表す副詞の基本的な位置は、上記の通りですが、副詞を強調したいときは、主語の前や、文章の最後に置くこともできます。
主語の前
普段、彼はお酒を飲まないが、今晩は特別だ。
基本的に、今の仕事に満足しているけれど、時々、違うことがしたくなる。
文章の最後
Betty: We are friends, but we don’t see each other often.
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ティム:君とマイクが友だちだって、知らなかったよ。
ベティ:友だちだよ、でも、頻繁には会わないなあ。
まとめ
頻度を表す副詞の位置について整理しました。
- 動詞の前(be 動詞を除く)
- 現在完了形は、have の後
- 否定文は、don’t の後
- be 動詞は、動詞の後
- 主語の前
- 文章の最後
ボブは、自分の犬の話をよくする。