次の2つの文章の違いは何でしょう?
2. I go to school.
では、こちらは?
2. I go to church.
2つの文章の違いは、the があるかないかですね。
1つ目の文章、”go to the 〇〇” は、その場所へ行くことを表します。一方、2つ目の文章、”go to 〇〇” は、日常的に行っている行動を表します。
The の有無で、意味が変わる文章を整理しましょう。
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Go to (the) school
Go to school|授業を受ける
「授業を受ける」「生徒として、学校に行く」ことを意味します。
Go to the school|学校という場所へ行く
「学校という場所、あるいは、建物へ行く」ことを意味します。
キャロルの母親は、先生と面談するため学校へ行った。
キャロルの母親は、生徒として学校に行くわけではないので、the が必要になります。
「授業を受けに学校へ行く」という意味の文章では I go to school. というように、school の前に the をつけませんが、特定の school について話すときは、the が必要になります。
Neighbour B: I’m a student. I go to the school around the corner. You know, the one next to the park?
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近所の人 A:お仕事は何をしていますか。
近所の人 B:私は学生です。角を曲がったところにある学校に通っています。公園の横の学校、ご存知でしょう?
Go to (the) church
Go to church|礼拝に行く
「礼拝に行く、教会に通う」ときに使います。
子供のころから、毎週日曜日に教会に通っている。
Go to the church|観光で教会へ行く
「観光などの用事があって教会へ行く」ことを意味します。
アイビーは、結婚式の花を届けるために教会へ行った。
エイミーは、新しいステンドグラスを見に、教会へ行った。
Go to (the) bed
Go to bed|眠る
「眠る」の意味で使います。
眠そうだね。もう寝たら?
Go to the bed|ベッドがある場所へ行く
「ベッドがある場所へ行く」というときに使います。
ベッドへ行って、毛布を取ってきてくれる?
まとめ
The があるかないかで、意味が変わる例をみてきました。ここで挙げた単語以外にも、prison, sea などがあります。
Go to prison は「服役する」で、go to the prison は「面会などで刑務所へ行く」です。
Go to sea は「船乗りになる、漁師になる」で、go to the sea は「海へ行く」です。
いずれの単語も、the がついているときは、「その場所そのものへ行く」で、つかないときは、「その場所ですること」の意味で使われています。
The がつくかつかないかで意味が変わるなんて、冠詞の重要性が分かりますね。
The の有無で意味が変わる表現、もっとあります。
こちらは a をつけることで、意味が変わる単語です。
キャロルは学生だ。(キャロルは学校に通っている。)