「誰々を知っている」と言いたいとき、know, know about, know of のどれが適切でしょうか。
Know を人に対して使うときは、その人と面識があるのか、どれくらい知っているのかによって、know, know about, know of のどれが適切かが変わってきます。
「人に対して使うときの know」について、違いをまとめました。
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Know
Know を人について使うときは、「その人と面識がある」という意味で使います。
その人と面識がある
Know about
Know about は、「会ったことはないが、テレビやインターネットなどで得た、その人に関する知識がある」「その人の人となりを知っている」ときに使います。
その人に関する知識がある
ビートルズについては、なんでも知っている。
その人の人となりを知っている
デイビットソンさんが、新しい上司になるって聞いたの。彼がどんな人か知ってる?
好きな音楽は何?好きな食べものは?君のことを知りたいんだ。
Know of
Know of は、「名前や存在を耳にしたことがある」「その人について少しだけ・断片的に知っている」「会ったことはあるが、親しくはない」というときに使います。
名前や存在を耳にしたことがある
Jim: Yeah, I read an article saying he’s gonna play in Australia.
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ケン:本田って知ってる?日本人のサッカー選手。
ジム:うん、オーストラリアでプレーするっていう記事、読んだよ。
その人について少しだけ・断片的に知っている
芸術について詳しくはないけれど、モネのことは少しだけ知ってるよ。印象派が好きなんだ。
会ったことはあるが、親しくはない
Kent: I know of her. We went to the same school but didn’t become close friends.
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ポリー:ローラと知り合いだよね?
ケント:ちょっとだけ。同じ学校に通ったけれど、親しくはならなかったんだ。
まとめ
「人に対して使うときの」know, know about, know of の違いについて、まとめました。
Know
- 面識がある
Know about
- 会ったことはないが、テレビやインターネットなどで得た、その人に関する知識がある
- その人の人となりを知っている
Know of
- 名前や存在を耳にしたことがある
- その人について少しだけ・断片的に知っている
- 会ったことはあるが、親しくはない
サラとは知り合いだよ。学生のころからの知り合い。