不可算名詞にも可算名詞にもなる単語 Time|意味・複数形になるとき

time




Time は、不可算名詞としても、可算名詞としても使われます。

「楽しい時間を過ごした」と言いたいとき、正しいのはどちらでしょう。

1. I had a good time.
2. I had good time.

 

 

不可算名詞

時間

一般的な概念としての時間を表します。時計で測れる時間、と考えることもできます。

Time flies.

時が経つのは、はやい。

Time is money.

時は金なり。

Can you give me some time to think about it?

(それについて)少し考えてもいい?

I want to spend more time with my family.

家族と、もっと一緒に過ごしたい。

You’ll forget it in time.

時間が経てば、忘れるよ。

Let’s go by taxi. We can save time.

タクシーで行こう。時間を節約できるよ。

How much time do you need to complete this?

それを終えるのに、どれくらい必要?

 

 

可算名詞

時間(経験)

概念としての「時間」は、不可算名詞扱いですが、具体的な「時間」は、可算名詞になります。

区切りをつけることができる「時間」、「経験」という意味合いがある「時間」です。

必要に応じて、複数形 times にします。

We had a great time.

とても楽しい時間を過ごした。

We haven’t met for a long time.

私たちは長い間、会っていない。

There are times when I feel I can do anything.
どんなことでもできるような気分になるときがある。

 

 

1回、2回などの回数を表します。(1回は once、2回は twice で、3回以降に times を使います。)

日本語に訳すと「回」という言葉になりますが、この time も、前項の「時間・経験」と同様、「経験」というようにとらえることもできます。

こちらも、必要に応じて、複数形 times にします。

I’ve watched this movie four times.

この映画は4回見たよ。

When was the last time you came here?

最後にここに来たのは、いつ?

 

 

規模を表すときの「倍」です。

「回数」と同じく、time を使うのは、three times 以上のときです。Times というように、複数形にします。

This house is three times bigger than the old one.

この家は、前の家と比べて、3倍の大きさだ。

 

 

(歴史的な・個人的な)時代 

Time は、「時代」という意味でも使われます。歴史的な時代や時世、個人の生涯や年月について、使われます。

Times have changed.

時代は、変わった。

Many ruins still exist from Roman times.

ローマ時代の多くの遺跡が、今もある。

He is the one of the best singers of our time.

彼は、今の時代の、最高の歌手の一人だ。

I don’t think it would happen in my time.

私が生きている間に、それが起こるとは思えない。

My grandfather loves to talk about old times.

祖父は、昔の話をするのが好きだ。

 

 

まとめ

冒頭の2つの文章のうち、正しいのはどちらか、もう分かりますね。

1. I had a good time.
2. I had good time.

「楽しい時間」という、具体的な時間(経験)を表しているので、可算名詞の time で、a good time です。

 

以上、可算名詞でもあり、不可算名詞でもある time についてでした。

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