今回は、「不器用」「手元がおぼつかない」という意味のイディオム、 all thumbs を取り上げます。
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All thumbs
All thumbs は、「不器用」「手元がおぼつかない」という意味です。
Thumb は「親指」ですね。All thumbs は、全部の指が親指であるかのように、細かいことができない様子を表します。
日本語で「不器用」と言うと、生まれついてのものであったり、ずっと変わらない性質を指したりしますが、英語の all thumbs は、「(今日は)手元がおぼつかない」「ぎこちない」のように、一時的な状態にも使います。
Betty: Are you OK?
Carmen: Why do you ask?
Betty: Well, in the past five minutes you’ve spilled your coffee and dropped your cell phone.
Carmen: I guess that I am all thumbs today, aren’t I?
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ベティ:大丈夫?
カルメン:なんで?
ベティ:えーと、この5分の間に、コーヒーをこぼして、携帯電話を落としたでしょ。
カルメン:今日は、私、手元がおぼつかないみたいね。
まとめ
All thumbs
「不器用」「(一時的に)手元がおぼつかない」
Carl: Why don’t you take up the piano?
Mike: No, I could never be a pianist.
Carl: Why not?
Mike: I’m not good with my hands. I’m all thumbs.
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マイク:新しい趣味を始めたいんだ。
カール:ピアノを始めたらどう?
マイク:いや、ピアノが弾けるようには、絶対ならないよ。
カール:なんで?
マイク:手を使うことは、苦手なんだ。不器用なんだ。