「~以外は」「~を除いて」と言いたいときによく使う expect 。Expect for という形もありますよね。
Except と expect for は、それぞれ場面に応じて使い分けが必要です。使い方を整理しましょう!
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Except と expect for の両方が使える文章
All, every, any などをともない、物事や概念全体について語るとき
文章内で、以下の単語が except または except for の前にある場合は、except、except for どちらも使えます。
例文を見てみましょう。
ポールは、フランス以外のすべての西ヨーロッパの国を訪れたことがある。
All をともない、「西ヨーロッパ全体」について話しているので、except、except for どちらも使えます。
レイ以外全員がパーティーを楽しんだ。
Everyone という単語と共に、「全員」という、その場にいた人たち全体について話しているので、except、except for どちらも使えます。
クレア以外、誰も詳細を知らなかった。
Nobody という単語を使い、「誰も」という全体について話しているので、except、except for どちらも使えます。
Except for のみ使える文章
Except for が文章の初めにくるとき
文章の初めに “except” がくるときは、”except for” という形で使います。
とても蒸し暑い夏以外は、東京は旅するのにいい都市だ。
雨が降った日以外、この1年間、毎朝ジョギングをした。 冒頭の「except と except for のどちらも使える場合」で「物事や概念全体を表す表現があるとき」を紹介しました。 「物事や概念全体を表す表現があるとき」以外の文章、つまり、単独の事柄について話すときは、except for のみが使えます。 デザート以外、ディナーはおいしかった。 「ディナー」という単独の事がらについての文章なので、except for を使います。 エイミーは慰謝料の金額を除いて、夫の提案を受け入れた。 「提案」という単独の事がらについて述べているので、except for が使われます。 スーザンは日曜日以外、毎日泳ぐ。 Except の後に、前置詞の on があるので、この場合は、”except for” は使えません。 スピーカーの前以外でしたら、教室内のどの席に座ってもかまいません。 Except の後に、前置詞の in (正確には、前置詞句の in front of )があるので、この場合も、”except for” は使えません。 Except の後に、when, while, if, before, after などの接続詞がくるときは、except を使います。 嵐の日以外、毎朝犬と散歩する。 ジェーンは、休暇中以外、お酒を飲まない。 ● Except と except for どちらも使える文章 All, every, any などをともない、物事や概念全体について語るとき
● Except for のみ使える文章 - Except for が文章の初めにくるとき - 単独のものについて語るとき
● Except のみが使える文章 - Except の直後に前置詞がくるとき - Except の直後に接続詞がくるとき Except と except for の使い分け、これで大丈夫ですね。 単独のものについて語るとき
Except のみ使える文章
Except の直後に前置詞がくるとき
Except の直後に接続詞がくるとき
まとめ