英語の名詞は、2つのグループに分かれます。
- 可算名詞 - 数えられるもの
- 不可算名詞 - 数えられないもの
可算名詞か不可算名詞かによって、名詞の前に a がつくのか、つかないのかが決まります。また、「たくさんの」という意味を表したいとき、many と much のどちらが正しいのかが変わります。
可算名詞・不可算名詞をマスターしましょう!
可算名詞とは
可算名詞とは、1つ、2つ、3つ・・・と数えられるものです。
対象のものが1つのときは、a または an、複数の場合は、単語の最後に s をつけます。
うちには、猫が1匹と犬が2匹います。
不可算名詞とは
不可算名詞とは、1つ、2つ、3つ・・・というようには、数えられないものです。
不可算名詞は、下記のような5つのグループに分けることができます。
- 決まった形をもたない物質や素材
- 同じタイプの物の総称
- 概念や経験
- 天気
- その他
不可算名詞には、a, an は使えないので、量や規模を表したいときは、
- some, much, a lot of, a great deal of, a bit of などを使うか、
- それぞれの物質に対応した数え方、 a cup of, a piece of, a bag of などを使います。
詳しく見ていきましょう。
1. 決まった形をもたない物質や素材を表す単語
water, coffee, rice, milk, gold, cement
水、コーヒーのように決まった形をもたない物や、金、セメントのような素材は不可算名詞です。
ミルクを買わなきゃ。
毎朝、コップ1杯の水を飲む。 それぞれ、some, a glass of を不可算名詞の前につけて、数や量を表します。 furniture, equipment, luggage, baggage, accommodation, rubbish 彼らは新しい家に越した後、家具をいくつか購入した。 「家具」は、テーブル、イス、ベッドといった、同じタイプの物の総称で、不可算名詞です。Furniture のあとに、複数であることを示す s はつきません。 もしこれが、「彼らは新しい家に越した後、テーブル1台とイスを4脚購入した」という文章だと、テーブルもイスも可算名詞なので、 They bought a table and four chairs after they moved into a new house. となり、数を表す a と four が単語の前に入り、chair には s がつきます。 カウンターで荷物を預けてください。 Luggage は、スーツケースかもしれないし、バックパックかもしれません。「荷物」全体を意味する不可算名詞です。 truth, advice, information, news, progress, luck, fun, happiness, humour, work 真実やアドバイスといった概念、また、楽しみや幸せのように、概念とも経験ともいえるものも、不可算名詞です。 何か進展はありましたか。 パーティは、とても楽しかった。 weather, rain, snow, thunder, lightning 今週はずっと天気がいい。 丘の上の木に、雷が落ちた。 traffic, money, research, homework, permission 決断を下すには、さらなるリサーチが必要だ。 先生は、宿題をたくさん出した。 Research, homework は不可算名詞です。 ▼research と homework について、詳しくはこちら▼ 可算名詞と不可算名詞の基本については、ここまでです。 次回は、「可算名詞としても、不可算名詞としても使える単語」「可算名詞と不可算名詞では、意味が変わる単語」を取り上げます。 ▼不可算名詞にもなる可算名詞については、こちら▼2. 同じタイプの物の総称
3. 概念や経験を表す単語
4. 天気を表す単語
5. その他
book, cup, bottle, table, dog, car, orange, job