日本語の表現とよく似た 英語のことわざ・慣用句10選

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「ことわざ」は、英語では proverb と言います。「慣用句」は idiom です。

日本語と同様、英語にもことわざや慣用句がたくさんあります。日本語と英語では文章は異なるけれど、意味が同じようなものもあれば、日本語にはない表現もあります。

今回は、英語のことわざや慣用句でよく耳にするもので、日本語の文章と近いものを紹介します。文章が似ているので、覚えやすいでしょう。

 

 

英語のことわざ・慣用句

 

隣の芝生は青い

The grass is always greener on the other side of the fence.

直訳は「柵の向こう側の芝生はいつも、より青々としている」です。

「柵の向こう側」の代わりに、「丘の向こう側」on the other side of the hill と言うこともあります。

 

 

火のない所に煙は立たぬ

Where there’s smoke, there’s fire.

直訳は「煙のあるところには、火がある」です。

 

 

千里の道も一歩から

A journey of a thousand miles begins with a single step.

直訳は「千マイルの旅は、一歩から始まる」です。

 

 

百聞は一見に如かず

A picture is worth a thousand words.

直訳は「一枚の絵は、千の言葉の価値がある」です。表現は異なりますが、ニュアンスは一緒ですね。

 

 

天は自ら助くる者を助く

God helps those who help themselves.

直訳は「神は、自分を助けるものを助ける」です。

 

 

郷に入っては郷に従え

When in Rome, do as the Romans.

直訳は「ローマにいるときは、ローマ人のように行動せよ」です。

 

 

人は見かけによらない

Don’t judge a book by its cover.

直訳は「表紙で、本を判断するな」です。

表紙だけを見て、その本の内容を決めつけてはいけない、ということですね。

 

 

捕らぬ狸の皮算用

Don’t count your chickens before they hatch.

直訳は「卵がかえる前に、ニワトリを数えるな」です。たぬきではなく、ニワトリなのが文化の違いですね。

「たぬき」は Japanese raccoon または Tanuki と呼ばれています。

 

 

早起きは三文の徳

The early bird catches a worm.

直訳は「早起きの鳥は、虫を捕まえる」です。

Early bird は、直訳すると「早起きの鳥」ですが、「早起きの人」「早く到着する人」という意味で使われることが多いです。

また、early bird rate は「早割り」を意味し、ホテルや飛行機の予約サイトでよく目にします。

 

 

類は友を呼ぶ

Birds of a feather flock together.

直訳は「同じ羽の鳥は群れる」です。同じ羽の鳥、つまり、同じ種類の鳥、という意味です。

A feather で「同じ(タイプ)の羽」です。

Flock は「集まる、群がる」という意味で、shoppers flock to sales(買い物客が、セールに集まる)のように使われます。

 

 

さいごに

日本語の文章とよく似た英語のことわざ・慣用句を紹介しました。

日本語の会話内でことわざを言うとき、全文を言わないこともありますよね。「隣の芝生は・・・って言うじゃない?」「それって、取らぬ狸の、だよね」のように、前半部分だけを言うことがあります。

英語でも、全部は言わず、You know they say, where there’s smoke… のように、一部分だけを言うことがよくあるので、うろ覚えのときでも使えますよ。

 

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