今回は、「見当違い」を意味するイディオム、bark up the wrong tree を例文とともに紹介します。
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Bark up the wrong tree
Bark up the wrong tree は、「見当違いをしている」という意味のイディオムです。
Bark up the wrong tree は直訳すると、「間違った木に向かって吠える」です。このイディオムは、猟犬が間違った木に向かって吠える、というのが由来です。
猟犬に追い詰められた獲物は、木に登って逃げることがあります。猟犬は獲物を見失うと、獲物が隠れている木とは別の木に向かって吠えます。
この bark up the wrong tree (間違った木に向かって吠える)が、転じて、イディオムとしては、「見当違いをしている」という意味で使われています。
Jake: I’m sure that you’re barking up the wrong tree.
Gary: What makes you so sure that it wasn’t Brian?
Jake: Brian is a vegan. He never eats meat. That’s why I’m sure he didn’t take your ham sandwich.
Gary: I see. Well, I wonder who did it.
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ゲリー:昨日、職場の冷蔵庫にハムサンドイッチを置いてたんだけど、ブライアンが持って行ったみたいだ。そんなことするなんて、信じられないよね。
ジェイク:それ、絶対見当違いだよ。
ゲリー:ブライアンじゃないって、どうして確信があるの?
ジェイク:ブライアンは、ビーガンだよ。肉は、絶対食べないよ。だから、ブライアンは、君のハムサンドイッチを取ったりしてないよ。
ゲリー:そっかあ。じゃあ、誰なんだろう。
まとめ
「見当違い」「全くの間違い」
Man: Do you mean Fred Jones?
Police officer: That’s right. You know a robbery took place in this neighbourhood last week, don’t you? I’d like to ask you about Mr. Jones in relation to that incident.
Man: I think that you are barking up the wrong tree. Fred would never be involved in anything dishonest.
Police officer: I see.
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警察官:お隣の方について、少しおたずねしたいのですが。
男性:フレッド ジョーンズのことですか。
警察官:そうです。先週、近所で強盗事件があったのは、ご存知ですよね?その事件に関連して、ジョーンズさんについてうかがいたいのです。
男性:見当違いをされていると思いますよ。フレッドは絶対に、悪いことに関わったりしません。
警察官:そうですか。