「日本語の表現とよく似た英語のことわざ・慣用句10選」「よく使われる英語のことわざ・慣用句10選」に続く、ことわざ・慣用句の紹介です。
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英語のことわざ・慣用句
Don’t put all of your eggs in one basket.
直訳は「すべての卵を1つのかごに入れるな」です。
財産、時間、エネルギーといった、自分の資産のすべてを1つのことに賭けず、分散しなさい、という意味です。
持っている卵すべてを1つのかごに入れておくと、そのかごを落としたとき、卵が全部が台なしになってしまうから、分散しておきなさい、ということです。
Absence makes the heart grow fonder.
直訳は「不在は、愛情を深める」です。
ある人や物から、しばらくの間距離を置くと、それらに対する情が深くなる、という意味です。嫌いだ、と思っていたものも、距離を置くと、それほど悪くはない、ということに気がつく、という意味でも使われます。
All good things must come to an end.
直訳は「すべてのよいことは、終わらなければならない」です。
全てに終わりがある、いいことは長く続かない、という意味です。休暇など、楽しい時間を過ごしているときに、終わりにしなければならないなんて、残念だ、という場面などで使われます。
Beggars can’t be choosers.
直訳は「物乞いは、選択者にはなれない」です。
好ましくない状況にあり、誰かが助けてくれるときは、その申し出に対して、選り好みはできない、という意味です。
Actions speak louder than words.
直訳は「行動は、言葉よりも大きな声で話す」です。
言葉をあれこれ並べるよりも、行動するほうが重要だ、という意味です。
余計なことは言わずに、実際の行動で示す、という場面や、立派なことを語ってばかりいないで、実際に行動で示しなさい、と、誰かを批判する場面で使われます。
Beauty is in the eye of the beholder.
直訳は「美は、見る人の目の中にある」です。
美しさの基準は人ぞれぞれ、という意味です。人の好みは様々である、という場面で使われます。
Don’t bite the hand that feeds you.
直訳は「食べものを与えてくれる手をかむな」です。
面倒を見てくれている人を批判してはならない、という意味です。養ってくれている両親や、社会的地位の後援者を批判してはならない、という場面で使います。
If it ain’t broke, don’t fix it.
直訳は「壊れていないなら、直すな」です。
物事がうまくいっているなら、手を加えようとしたり、変えようとしたりするな、という意味です。
より良くしようと、手をかけることによって、問題が発生するかもしれないから、今の状態でうまくいっているなら、余計なことはしないでおきなさい、という場面で使われます。
以上、英語のネイティブスピーカーがよく使う、ことわざ・慣用句を8句紹介しました。
映画やドラマ、ニュースなどにも登場する、日常的なものなので、覚えたらすぐに使えますよ。