Long-lasting は「長持ちする」、down-to-earth は「地に足がついた」、warm-hearted は「思いやりがある」のように、複数の単語をハイフンでつなぐと、形容詞として使うことができます。
これらは「複合形容詞」と呼ばれるものです。
単語をハイフンでつなぐだけで、それぞれの単語が持っている意味をベースとした新たな言葉を生み出すことができます。ボキャブラリーを簡単に増やす方法の1つです。
複合形容詞の基本について、まとめました。
複数の単語をつなげて形容詞を作る
複数の単語をハイフンでつなげるだけなので、複合形容詞は、無限に作り出すことができると言えます。
以下は、よく使われる複合形容詞の一例です。
mouth-watering よだれが出そうな、食欲をそそる
good-looking 見た目のいい
world-famous 世界的に有名な
open-minded 偏見のない、頭が柔らかい
family-friendly 家族向けの
last-minute 間際の
strong-willed 意志の強い
自由に作り出せる複合形容詞ですが、注意する点が2つあります。
複合形容詞を使うときのポイント
1. 副詞+形容詞
ほとんどの単語(品詞)は、複合形容詞にすることができます。
上記の例で言えば、eye-catching は「名詞+現在分詞」で、world-famous は「名詞+形容詞」、last-minute は「形容詞+名詞」です。
ほとんどの品詞を組み合わせることができますが、「副詞と形容詞の組み合わせ」では、複合形容詞を作ることができません。正確には、複合形容詞にする必要がありません。
複合形容詞は、そのままでは名詞を修飾できない単語を、ハイフンでつなぐことによって、形容詞としての機能を与えるものです。
副詞は形容詞を修飾し、形容詞は名詞を修飾するものなので、複合形容詞にしなくても、後に続く名詞を修飾することができます。
例えば、a very hot day は、very-hot のように、ハイフンでつなぎません。ハイフンがなくても、副詞である very は 形容詞である hot を修飾しています。
ハイフンでつなぐ複合形容詞にしなくても、very hot の後にある day を修飾することができるので、そのままで使います。
2. 単数形にする
a ten-day holiday
「私の娘は3歳です」というときは、My daughter is three years old. のように years が複数形になりますが、複合形容詞として使うときは、three-year-old のように、単数形になります。
同様に、「10日間の休暇」も、a ten-days holiday ではなく、a ten-day holiday です。
まとめ
使い勝手のいい複合形容詞について、まとめました。
- 「副詞+形容詞」の組み合わせはできない
- 単数形にする(例:three-year-old daughter)
複合形容詞と同じように、便利に使える- ish についてはこちら ( ↓ )