人の名前や、企業・ブランド名の前に a や the をつけることで、「~という名前の人」「~の製品」という意味を表すことができます。
人の名前や企業・ブランド名、アーティストの名前の前につける、冠詞の使い方をまとめました。
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企業・ブランド名
a + 企業・ブランド名 「~企業・ブランドの製品」
「 a + 企業・ブランド名」で、「その企業・ブランドの製品」という意味になります。
A Toyota で「トヨタの車」、a Honda で「ホンダの車」です。
ボーナスが出たら、エルメスのバッグ(製品)を買うんだ。
An Apple で「アップルの製品」、a Dyson で「ダイソンの製品」です。
人名
a + 人名 「~という名前の人」
「 a + 名前」で、「~という名前の人」という意味になります。
Executive officer: He’s my friend. We are going to have lunch. Would you tell him I’m coming down?
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受付:グリーンさんという方がお見えです。来客リストにお名前はないようですが。
役員:友人だよ。ランチの約束をしてるんだ。すぐに行くと、伝えてくれますか。
面識のある人や、事前に来ることが分かっている人の名前の前には、a をつけません。Mr. Green is here. (グリーンさんがお見えです。)と言います。
Betty: Mr. Brown? What is his first name?
Ana: He didn’t say.
Betty: I don’t know any Mr. Brown.
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アナ:外出中に、ブラウンさんという人から電話があったよ。
ベティ:ブラウンさん?下の名前は?
アナ:言わなかったよ。
ベティ:知り合いにブラウンという人はいないなあ。
the + 人名 「あの~」
「 the + 人名」で、「あの~」という意味になります。
Mai: I know three Mr. Tanakas. Which one is it?
Ken: The Mr. Tanaka who transferred to Melbourne.
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ケン:これ、田中さんから。
マイ:知り合いに田中さん、3人いるよ。どの田中さん?
ケン:メルボルンに転勤になった田中さんだよ。
Maxine: Who?
David: Paul McCartney!
Maxine: You mean the Paul McCartney? That’s fantastic!
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デイビット:ロンドンに滞在中、誰に出くわしたと思う!
マクシーン:誰?
デイビット:ポール マッカートニー!
マクシーン:あのポール マッカートニー?すごいね!
名字
a + 名字 「~家の人」
「 a + 名字」で、「~家の人」という意味です。
彼はケネディ家の人だ。
the + 名字 「~一家」
「 The + 名字」で、「~一家」という意味です。名字の後に s をつけます。
ヴィンセント家の人たちは、夏休みにスイスへ行った。
アーティスト名
a + アーティスト名 「アーティストの作品」
「 a + アーティスト名」で、「アーティストの作品」という意味になります。
オークションで、ピカソの作品が100万ドルで落札された。
the + アーティスト名 「アーティストの特定の作品」
「 the + アーティスト名」で、「アーティストの特定の作品」を意味します。
この美術館にあるモネの作品は、彼の最後の作品だ。
まとめ
人の名前などの前につける、冠詞の使い方をまとめました。
a + 企業・ブランド名
「~企業・ブランドの製品」
a + 人名
「~という名前の人」
the + 名前
「あの~」
a + 名字
「~家の人」
the + 名字
「~一家」
a + アーティスト名
「アーティストの作品」
the + アーティスト名
「アーティストの特定の作品」
The の使い方については、こちらもどうぞ ( ↓ )
かっこいいフェラーリが、お隣の家の前に停まってる!