「やっぱり」という言葉は、様々な状況で使われますが、日本語の「やっぱり」には、大きく分けて、2つの意味があります。
- 想像した通りの「やっぱり」
- 考えを変えたときの「やっぱり」
日本語では、どちらの状況でも「やっぱり」の一言ですみますが、英語では、それぞれ表現が異なります。
場面に応じた英語の「やっぱり」をまとめました。
1.想像した通りの「やっぱり」
「やっぱり!そうだと思ったよ」
I knew it.
That’s what I thought.
Nate: That’s what I thought. I hardly see any customers there since a bigger bookshop with cafe space opened on the other side of the station.
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クリフ:駅前の小さな本屋さん、閉めるんだって。お客さんが来なくなったって。
ネイト:やっぱり。カフェスペースのある大きな本屋が、駅の反対側にオープンしてから、お客さん、ほとんど入ってなかったもんね。
I thought so.
Ted: I thought so. I saw some cardboard boxes in front of their door the other day.
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ルーカス:お隣さんが引っ越していくの見かけたよ。
テッド:やっぱり。先日、ドアの前に段ボール箱があるのを見かけたんだ。
As I expected/imagined/thought ~
As I expected, as I imagined, as I thought というバリエーションがあります。
直訳すると、それぞれ「予想したとおり」「想像したとおり」「思ったとおり」という意味で、「やっぱり」というニュアンスで使えます。
やっぱり、渋滞してる。
2. 考えを変えたときの「やっぱり」
「やっぱり~にする」
Actually ~
一度、何かを決めたあとに、考えを変えたときの「やっぱり」です。
Waiter: Sure.
Customer: Actually, can I have tea instead of coffee?
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客:コーヒーをください。
ウェイター:はい。
客:やっぱり、コーヒーではなく、紅茶をお願いします。
On second thought / have second thoughts
直訳すると、「2番目の考えでは」「2つ目の考えを持つ」という意味です。考え直す、気が変わった、ということですね。
やっぱり、新しい車は買わないことにした。
「やっぱり~しておけばよかった」
I should have ~
後になって、悔やむときの「やっぱり」です。
Hugh: Really? The weather forecast was right. I should have worn my coat.
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ベン:外はとても寒いよ!
ヒュー:ホントに?天気予報が当たったね。やっぱりコートを着てくればよかった。
まとめ
「やっぱり」を表す英語の表現をまとめました。
1.想像した通りの「やっぱり」
- I knew it.
- That’s what I thought.
- I thought so.
- As I expected / imagined / thought ~
- Actually ~
- On second thought / have second thoughts
- I should have ~
日本語の「やっぱり」をそのまま表す英語の言葉はありません。ここで紹介した以外の言葉を使って、「やっぱり」という気持ちを伝えることもできます。
「やっぱり」という気持ちを表したいときは、その「やっぱり」を別の日本語で表現するならどういう言葉になるかを考え、それを英語にすると、気持ちが伝わります。
▼「やっぱり」が言えるようになったら、「とりあえず」もマスター!▼
Ken: I knew it. They look lovey-dovey these days.
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ジェイク:マイクとリサが付き合ってるって聞いた?
ケン:やっぱり。最近、妙に仲がいいと思ったんだ。