Talk to と talk with の違いを意識したことはありますか。
英語のネイティブスピーカーに、talk to と talk with の違いについてたずねると、「明確に使い分けている」という人もいれば、「どちらも同じ」という人もいます。
Talk to は、基本的に「話し手と聞き手の役割がはっきりしているとき」に使います。一方、talk with は、「お互いに話をしているとき」に使います。
ただし、「お互いに話をしている」という場面で、talk to を使っても間違いではありません。
Talk to
「一方的な会話」「話し手と聞き手の役割がはっきりしているとき」に使うのが基本ですが、「お互いに話をしている」という場面でも使えます。
When I was a child, I used to talk to my teddy bear before bed every night.
子供のころ、毎晩寝る前に、クマのぬいぐるみに話しかけていた。
Can you come to my office? I need to talk to you about your new assignment.
私のオフィスに来てくれ。君の新しい仕事の件で、話がある。
Don’t talk to me that way.
そんな口のききかたしないで。
Talk with
「お互いに話をしている」「相談し合う」という場面で使います。
I talked with my friend on the phone.
友だちと、電話で話した。
Do you have time this afternoon? I want to talk with you about our holiday.
今日の午後、時間ある?休暇について、話し合いたいの。
The Japanese prime minister talked with the Australian prime minister about the issue.
日本の首相とオーストラリアの首相は、その問題について話し合った。
まとめ
Talk to
- 「一方的な会話」「話し手と聞き手の役割がはっきりしているとき」に使うのが基本
- 「お互いに話しをする」という意味で使っても、間違いではない
Talk with
- 「お互いに話をしている」「相談し合う」という場面で使う
Ted: No, not yet. But I have talked to her all day.
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メリッサ:あなたの赤ちゃん、話ができるようになった?
テッド:まだだよ。でも、僕は一日中話しかけてる。