副詞は、修飾したい単語のできるだけ近くに置くのが基本ですが、副詞の種類によって、基本の位置が異なります。
これまでに、4つの種類の副詞、「頻度を表す副詞」「様態を表す副詞」「時間を表す副詞」「場所を表す副詞」の位置についてまとめました。
今回は、so, only, just のような「強調を表す副詞」取り上げます。
「強調を表す副詞」は、「修飾したい単語のできるだけ近くに置く」という副詞の基本が、そのまま当てはまるので、文章内のどこに入れるかで、迷うことは少ないでしょう。
強調を表す副詞の位置
副詞は、名詞、形容詞、動詞を修飾します。強調を表す副詞は、修飾したい単語の直前に置きます。
修飾する単語の直前に置く
It was extremely cold.
ものすごく寒かった。
Kate studied really hard.
ケイトは、本当に一生懸命、勉強した。
I’ve just heard the story.
たった今、その話を聞いたところだよ。
Only I arrived on time.
時間通りに着いたのは、私だけだった。
Enough は、修飾する単語の後に置く
ほとんどの強調を表す副詞は、修飾する単語の前に置きますが、「十分」を意味する enough は、修飾する単語の後に置きます。
Bob is strong enough to carry the heavy box.
ボブは、その重い箱を運べるだけの力がある。
Seven o’clock is early enough to leave to avoid a traffic jam.
渋滞を避けるために、7時に出れば十分だ。
副詞の位置によって、文章の意味が変わる
強調を表す副詞は、修飾したい単語の直前に置きます。よって、置く場所によって、文章の意味が変わってきます。
Only を使った例文で、意味の違いを確認しましょう。
Only I ate the chocolate.
私だけが、チョコレートを食べた。(他の人は食べなかった)
I only ate the chocolate.
チョコレートを食べただけだ。(他のことはしていない)
I ate only chocolate.
チョコレートだけを食べた。(他のものは食べていない)
まとめ
強調を表す副詞の、文章内での位置についてまとめました。
基本の位置
- 修飾する単語の直前
- enough は、修飾する単語の後
その犬たちは、とってもかわいい。