日本人が英語を学ぶときに、戸惑うことが多いのが、文法用語で「冠詞」と呼ばれる a/an と the です。
会話に初めて登場したものには a/an をつけ、すでに話題になっているものや、皆が知っているものには the をつける、というのが基本のルールですよね。
また、普通名詞として使っている単語を、固有名詞として使うときには、 the をつけます。これは、普通名詞と区別して「あの~」という意味を持たせるためです。
一方で、概念など、一般論を話すときには a/an も the もつけません。
今回は、これまで紹介した、冠詞にまつわる記事をまとめました。
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Go to school と go to the school の違い
次の2つの文章の違いは、何でしょう?
2. I go to school.
「建物」という意味で school を使うときは、the をつけます。一方、「勉強するところ」という意味で school を使うときは、the がつきません。
名詞が概念を表しているとき、冠詞はつきません。
▼詳しくは、こちらで▼
人名につける a と the|「~という名前の人」
人の名前や、企業・ブランド名の前に a や the をつけることで、「~という名前の人」「~の製品」という意味を表すことができます。
▼覚えておくと、便利に使えますよ▼
Last month は先月、the last month はこのひと月
Last month の前に the があるかないかで、意味が変わります。
last month 先月
the last month このひと月
Month だけではなく、week、year も同様です
▼例文で確認してみてください▼
The がつく固有名詞|国名・地域名・地理的名称
固有名詞は基本的に無冠詞ですが、the がつくものもあります。
例えば、国名は基本的には無冠詞ですが、以下の2つのタイプの国名には、the をつけます。
- 国名に united、republic などの語がともなう
- 複数形の国名
▼国名のほか、the がつく地域名・地理的名称についてまとめました▼
The がつく固有名詞|大学・美術館・時代など
大学・美術館・時代・書物などの名前にも、the をつけることがあります。
例えば、Keio University は無冠詞ですが、the University of Tokyo には、the がつきます。
▼the がつく電車の路線名や、歴史的事件については、こちら▼
以上、冠詞についての記事のまとめでした。